【ポケモンカード】サイドボード導入BO3に向けて【トキワカップ】
2016年8月29日 ポケモンカードゲームメガアローゼン杯、お疲れ様でした。
初優勝のaikenさん、準優勝のガウくん、3位の会長さん、おめでとうございます!
・・・、えっ?私ですか?
いつも通り、平常運転です。
玄奈です。
札幌圏のプレイヤーにとっての大型非公式イベント、メガアローゼン杯を終え、次の大型は9/11のトキワカップでしょうか。
特に今回目を引くのがいつもの公式大会とは違うルールですね。
1.試合はBO3形式で行う
2.投了することができる
3.サイドボードを15枚まで用意できる
こちらが普段とは違う3つのルールです。
今回はこの3つを解説させて頂きたいと思います。
1.試合はBO3形式で行う
WCSなどで行われる形式だそうですね。
他社TCGでもよく使われる形式で、所謂「マッチ戦」と言われる形です。
1人の相手と3回まで連続で対戦を行い、先に2本先取した方がその試合の勝者となります。
いきなり事故を起こして負けてしまっても、まだ挽回のチャンスがあるので、諦めずに頑張りましょう!
また、今回は1ゲーム50分となっています。
他社TCGの制限時間もこのくらいです。
50分の間に2~3回の対戦、またその間の準備時間がありますので、円滑なプレーが求められることになるでしょう。
普段の様に1回の対戦に30分かけてしまうと、時間が足りなくなってしまうのでご注意ください。
2.投了することができる
「お互いに1-1で勝った時に時間が足りないよ!」「互いに事故起こしたら30分でも終わりそうにないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、その時間内に収めるためのカギとなるのが「投了」です。
「降参」「サレンダー」いろいろな言い方がありますが、要するに「参りました」と負けを認めることです。
ポケモンカードの日本の公式試合では認められていないようですね。
かなり珍しいと思います。
私も日々「事故ったー!降参したいー!」と思うことは多々あります(!?
なかなか「負けを認めなさい」と言われて素直に従う人は少ないと思いますが、次のようなケースを想像してみてください。
よくあるパターンだと思いますが、これが「1戦目」もしくは「自分が勝った後の2戦目」とかではどうでしょう?
「まだ次がある」と考えられればそれでオッケーです。
相手の勝ちが決まる試合であれば、まだまだ粘って大丈夫ですが、次のチャンスがあるなら、時間内に2本取れるよう次に行くことも大事です。
3.サイドボードを15枚まで用意できる
「事故じゃないけど、そもそも相性が悪いから2戦目に入っても勝てる気がしない!」
「あぁー!!そのデッキが来るとは思わなかったー!!対策してないー!!」
試合中にそんなショックを受けることがあると思います。
そこで重要なのが「サイドボード」です。
サイドボードとは、BO3形式の試合のために作る15枚のカード束のことです。
対戦が終わるごとに、少しの準備時間を使ってデッキのカードとサイドボードのカードを入れ替えることが出来ます。
今回のルールでの大事な点をいくつか上げます。
A.同じカードはメインデッキとサイドボード合わせて4枚まで
他社TCGでも当たり前なことですが、一応解説します。
「メインデッキにダブル無色エネルギーが2枚入っているけど、相手によっては枚数を増やしたいから、サイドボードにもダブル無色エネルギーを入れておきたい。」
この場合はサイドボードへの採用可能枚数は0~2枚となります。
「メインデッキとサイドボードに4枚ずつ積んで、次の対戦の前に8枚にしてやる!」なんてことはできません。
75枚のデッキを作るという感覚で考えてみてください。
B.デッキの枚数は常に60枚
他社TCGでは増減可能なカードゲームもありますが、今回は元の「デッキは60枚」というルールに変更が無いので、1枚入れたら1枚抜く。
同じ枚数の入れ替えを行いましょう。
C.マッチが終わる度にデッキとサイドボードを元に戻す
対戦毎にサイドボードと交換したカードは、その相手とのマッチが終わり、次の相手との試合に入る前に元の状態に戻しましょう。
特に毎回デッキチェックがあるということは明記されていませんが、今回の大会では「戻す」ということですので、
提出したデッキシートと同じ状態に戻すようにしましょう。
以上が、今回の第1回トキワカップでの「いつもと違うルール」になります。
分かりやすいように説明したつもりですが、ご不明な点がございましたら会長さんへ質問して頂ければ大丈夫だと思います。
答えられる範囲であれば私もお答えしますので、コメント欄にでも気軽にお尋ねください。
【おまけ その1】
サイドボードの作り方とオススメのカード
ここからは、私が考えるサイドボードの簡単な作り方と、サイドボードに入れておけば何かと役に立つ(と思う)カードの紹介です。
サイドボードに入れたいカードは次の3種類です。
①相手のデッキの弱点を突けるカード
相手が苦手としているカードを入れることで、2戦目以降にそのデッキの動きを邪魔して勝つことを目指します。
・主なカード
カリン(XY-P)
夜の行進対策などで使われますね。効かない相手には打つ必要が無いので、サイドボードに入れておけば60枚のスペースを邪魔することはありません。
パラレルシティ(XY8)
こちらはレックウザ対策になり得るカード。草水炎のデッキだけど、スカイフィールドどころか5体で150というダメージでも厳しいよ、という人向けですかね。
②相手のデッキに押されずに、自分を有利にさせるカード
相手の妨害に対して押し負けてしまった場合に入れる対策カード。
・主なカード
オカルトマニア(XY7)
グッズロック等の特性対策ですね。効かない相手がいたり、自分にも影響するせいで安定した枠が取れないカードですが、サイドボードなら採用できると思います。
ポケモンレンジャー(XY11)
ダメージ無効やグッズロック等、ワザによる効果への対策です。「わざわざ入れている人なんていない」というカードですが、こちらもサイドボードならアリだと思います。
どちらも相手の動きを見て対策を取る形ですね。
因みに、これらのカードを入れ替えることをMTGでは「ディフェンシブ・サイドボーディング」と言います。
③対策の対策を行う
相手が自分のデッキに有利になるようなカードを入れてくると予想して、それらのギミックを抜き、別のポケモンやトレーナーズに入れ替えることです。
こちらは逆に「アグレッシブ・サイドボーディング」と言いますが、ポケモンカードでこれを行うのはなかなか難しいと思います。
タイプが一致しているか、ダブル無色やレインボーによるバレットのデッキにはオススメかもしれません。
【おまけ その2】
プレイ中のマナーについて
割と大事な話ですが、厳しく言うほどでも無さそうなのでオマケにて。
50分のマッチの中でどのように時間を使うか、ということは詳しく決まっていません。
今回はいつものサイド数に加えて勝利数の差も発生します。
長考や遅延行為などでお互いに「早くしてください」と何度も言い合うような嫌な空気にならないよう心掛けて頂けると嬉しいです。
サイドボードについても「何分以内に行う」などの決まりはありません。
市販のスリーブは60枚のデッキ分と数枚のオマケしか付いていないため、サイドボードの分のスリーブが用意できないこともあると思います。
この点については、「全部のカードをスリーブに入れろ」という規定はありませんので、試合ごとに付け替えをして構いません。
その作業については急かさない方がいいでしょう。(二重スリーブの場合など)
ただし、交換するカードをどうするかで悩む時間については各自お気を付けください。
それと、対戦が始まる度にサイドボードの枚数確認を行うことをお勧めします。
特にデッキとスリーブが同じ場合、うっかり抜き忘れて60枚を超えてしまうことがあると思います。
対戦をする前にはなるべく、「15枚あります」と裏向きでいいので相手に見せ、互いに確認が終わったらデッキケースにしまうことが望ましいです。
15枚未満の場合は枚数を忘れないようにしましょう。抜きすぎにも注意です。
以上が、今回トキワカップに向けて私からお伝えしたい解説、アドバイスでした。
拙い文章でしたが、少しでも参加される皆様のお力になれれば、また少しでも皆様が楽しんで大会に参加できるようサポートができればと思います。
今回、記事の執筆にあたりルールやリンク等の掲載を許可して頂いた「カードランド時和」さまに感謝いたします。
また、他にも札幌市内や近辺でイベントがあれば、こういう形でよければ是非とも協力させて頂きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
初優勝のaikenさん、準優勝のガウくん、3位の会長さん、おめでとうございます!
・・・、えっ?私ですか?
いつも通り、平常運転です。
玄奈です。
札幌圏のプレイヤーにとっての大型非公式イベント、メガアローゼン杯を終え、次の大型は9/11のトキワカップでしょうか。
「カードランド時和店長のブログ」さまより
【イベント情報】第1回トキワカップ告知【公認自主イベント】
http://tokiwa.diarynote.jp/201608131836039425/
特に今回目を引くのがいつもの公式大会とは違うルールですね。
1.試合はBO3形式で行う
2.投了することができる
3.サイドボードを15枚まで用意できる
こちらが普段とは違う3つのルールです。
今回はこの3つを解説させて頂きたいと思います。
1.試合はBO3形式で行う
WCSなどで行われる形式だそうですね。
他社TCGでもよく使われる形式で、所謂「マッチ戦」と言われる形です。
1人の相手と3回まで連続で対戦を行い、先に2本先取した方がその試合の勝者となります。
いきなり事故を起こして負けてしまっても、まだ挽回のチャンスがあるので、諦めずに頑張りましょう!
また、今回は1ゲーム50分となっています。
他社TCGの制限時間もこのくらいです。
50分の間に2~3回の対戦、またその間の準備時間がありますので、円滑なプレーが求められることになるでしょう。
普段の様に1回の対戦に30分かけてしまうと、時間が足りなくなってしまうのでご注意ください。
2.投了することができる
「お互いに1-1で勝った時に時間が足りないよ!」「互いに事故起こしたら30分でも終わりそうにないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、その時間内に収めるためのカギとなるのが「投了」です。
「降参」「サレンダー」いろいろな言い方がありますが、要するに「参りました」と負けを認めることです。
ポケモンカードの日本の公式試合では認められていないようですね。
かなり珍しいと思います。
私も日々「事故ったー!降参したいー!」と思うことは多々あります(!?
なかなか「負けを認めなさい」と言われて素直に従う人は少ないと思いますが、次のようなケースを想像してみてください。
相手の場が完成して、自分のエースがやられちゃった!
ベンチにも十分なエネは付いてない!
サイド差もあるから、引き運が悪ければ一方的に殴られるだけ・・・。
よくあるパターンだと思いますが、これが「1戦目」もしくは「自分が勝った後の2戦目」とかではどうでしょう?
「まだ次がある」と考えられればそれでオッケーです。
相手の勝ちが決まる試合であれば、まだまだ粘って大丈夫ですが、次のチャンスがあるなら、時間内に2本取れるよう次に行くことも大事です。
3.サイドボードを15枚まで用意できる
「事故じゃないけど、そもそも相性が悪いから2戦目に入っても勝てる気がしない!」
「あぁー!!そのデッキが来るとは思わなかったー!!対策してないー!!」
試合中にそんなショックを受けることがあると思います。
そこで重要なのが「サイドボード」です。
サイドボードとは、BO3形式の試合のために作る15枚のカード束のことです。
対戦が終わるごとに、少しの準備時間を使ってデッキのカードとサイドボードのカードを入れ替えることが出来ます。
今回のルールでの大事な点をいくつか上げます。
A.同じカードはメインデッキとサイドボード合わせて4枚まで
他社TCGでも当たり前なことですが、一応解説します。
「メインデッキにダブル無色エネルギーが2枚入っているけど、相手によっては枚数を増やしたいから、サイドボードにもダブル無色エネルギーを入れておきたい。」
この場合はサイドボードへの採用可能枚数は0~2枚となります。
「メインデッキとサイドボードに4枚ずつ積んで、次の対戦の前に8枚にしてやる!」なんてことはできません。
75枚のデッキを作るという感覚で考えてみてください。
B.デッキの枚数は常に60枚
他社TCGでは増減可能なカードゲームもありますが、今回は元の「デッキは60枚」というルールに変更が無いので、1枚入れたら1枚抜く。
同じ枚数の入れ替えを行いましょう。
C.マッチが終わる度にデッキとサイドボードを元に戻す
対戦毎にサイドボードと交換したカードは、その相手とのマッチが終わり、次の相手との試合に入る前に元の状態に戻しましょう。
特に毎回デッキチェックがあるということは明記されていませんが、今回の大会では「戻す」ということですので、
提出したデッキシートと同じ状態に戻すようにしましょう。
以上が、今回の第1回トキワカップでの「いつもと違うルール」になります。
分かりやすいように説明したつもりですが、ご不明な点がございましたら会長さんへ質問して頂ければ大丈夫だと思います。
答えられる範囲であれば私もお答えしますので、コメント欄にでも気軽にお尋ねください。
【おまけ その1】
サイドボードの作り方とオススメのカード
ここからは、私が考えるサイドボードの簡単な作り方と、サイドボードに入れておけば何かと役に立つ(と思う)カードの紹介です。
サイドボードに入れたいカードは次の3種類です。
①相手のデッキの弱点を突けるカード
相手が苦手としているカードを入れることで、2戦目以降にそのデッキの動きを邪魔して勝つことを目指します。
・主なカード
カリン(XY-P)
夜の行進対策などで使われますね。効かない相手には打つ必要が無いので、サイドボードに入れておけば60枚のスペースを邪魔することはありません。
パラレルシティ(XY8)
こちらはレックウザ対策になり得るカード。草水炎のデッキだけど、スカイフィールドどころか5体で150というダメージでも厳しいよ、という人向けですかね。
②相手のデッキに押されずに、自分を有利にさせるカード
相手の妨害に対して押し負けてしまった場合に入れる対策カード。
・主なカード
オカルトマニア(XY7)
グッズロック等の特性対策ですね。効かない相手がいたり、自分にも影響するせいで安定した枠が取れないカードですが、サイドボードなら採用できると思います。
ポケモンレンジャー(XY11)
ダメージ無効やグッズロック等、ワザによる効果への対策です。「わざわざ入れている人なんていない」というカードですが、こちらもサイドボードならアリだと思います。
どちらも相手の動きを見て対策を取る形ですね。
因みに、これらのカードを入れ替えることをMTGでは「ディフェンシブ・サイドボーディング」と言います。
③対策の対策を行う
相手が自分のデッキに有利になるようなカードを入れてくると予想して、それらのギミックを抜き、別のポケモンやトレーナーズに入れ替えることです。
こちらは逆に「アグレッシブ・サイドボーディング」と言いますが、ポケモンカードでこれを行うのはなかなか難しいと思います。
タイプが一致しているか、ダブル無色やレインボーによるバレットのデッキにはオススメかもしれません。
【おまけ その2】
プレイ中のマナーについて
割と大事な話ですが、厳しく言うほどでも無さそうなのでオマケにて。
50分のマッチの中でどのように時間を使うか、ということは詳しく決まっていません。
今回はいつものサイド数に加えて勝利数の差も発生します。
長考や遅延行為などでお互いに「早くしてください」と何度も言い合うような嫌な空気にならないよう心掛けて頂けると嬉しいです。
サイドボードについても「何分以内に行う」などの決まりはありません。
市販のスリーブは60枚のデッキ分と数枚のオマケしか付いていないため、サイドボードの分のスリーブが用意できないこともあると思います。
この点については、「全部のカードをスリーブに入れろ」という規定はありませんので、試合ごとに付け替えをして構いません。
その作業については急かさない方がいいでしょう。(二重スリーブの場合など)
ただし、交換するカードをどうするかで悩む時間については各自お気を付けください。
それと、対戦が始まる度にサイドボードの枚数確認を行うことをお勧めします。
特にデッキとスリーブが同じ場合、うっかり抜き忘れて60枚を超えてしまうことがあると思います。
対戦をする前にはなるべく、「15枚あります」と裏向きでいいので相手に見せ、互いに確認が終わったらデッキケースにしまうことが望ましいです。
15枚未満の場合は枚数を忘れないようにしましょう。抜きすぎにも注意です。
以上が、今回トキワカップに向けて私からお伝えしたい解説、アドバイスでした。
拙い文章でしたが、少しでも参加される皆様のお力になれれば、また少しでも皆様が楽しんで大会に参加できるようサポートができればと思います。
今回、記事の執筆にあたりルールやリンク等の掲載を許可して頂いた「カードランド時和」さまに感謝いたします。
また、他にも札幌市内や近辺でイベントがあれば、こういう形でよければ是非とも協力させて頂きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
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